横浜市 青葉区 あざみ野 / 消化器科,内科,胃,大腸内視鏡検査,ピロリ菌,胃腸疾患,逆流性食道炎,機能性胃腸症(FD),過敏性腸症候群(IBS),生活習慣病,メタボリックシンドローム

ピースフルクリニック消化器科・内科

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胃腸疾患
Gastrointestinal disease

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎とは、胃液など胃から食道の方へ逆流し、食道の粘膜が傷んで炎症を起こす病気です。

逆流性食道炎とは?

一般に高齢者や肥満した人に多くみられます。
主な症状は胸焼けですが、ほうっておくと慢性化して潰瘍に進行したり、まれに癌になることもあるといわれています。

 

「胸焼け」は逆流性食道炎の症状の代表

逆流性食道炎の最も特徴的な症状は「胸焼け」です。
すっぱい液体がのどまで上がってきたり、げっぷを伴うこともあります。
胸がつかえる感じがしたり、みぞおちから首やあごに向かって、焼けるような感じがします。
ひどい時には痛みとして感じることもあります。
胸焼け自体はよく経験する症状なので、意外に無関心のまま放置されがちです。
しかし、ひどい胸焼けが週に何度も起こり、食後や横になったとき、あるいは前かがみの姿勢で強くなるようなら逆流性食道炎がうたがわれます。

 

逆流性食道炎は、なぜ起こるの?

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎で胃液が逆流してくる理由は、ふだんは閉じている胃の噴門部(口側の胃と食道の境目)の弁がゆるくなっているためです。
健康な人なら、たとえ胃の内容物がいったん逆流しても、胃にすばやく押し戻すことができますが、逆流性食道炎の患者様はこの機能が弱っているため、慢性的に胃液が食道に停滞しやすくなります。
胃液は強い酸性です。食道の粘膜は酸にあまり強くないので、頻繁に胃液が逆流してくると痛んで炎症を起こしてしまうというわけです。

 

逆流性食道炎の治療は?

逆流性食道炎は、胃から食道へ胃液の酸が逆流することが原因なので、胃液中の酸を抑えるH2ブロッカーなどの薬が有効です。
ただ薬の効果は服用の仕方によって違ってくるので、飲み忘れ、飲み間違いのないよう、正しく服用することが大切です。
また逆流性食道炎は再発することが多いため、症状が治まったからといって自分で勝手に服用をやめてしまうことは大変危険です。
医師や薬剤師の指示にしたがって、きちんと服用しましょう。

機能性胃腸症(FD)とは?

機能性胃腸症(FD)ってなんですか?

機能性胃腸症(Functional dyspepsia:FD)とは、検査をしても胃に癌や腫瘍などが認められないのに、胃のもたれや痛みなどのつらい症状があらわれる症候群です。
「機能性ディスペプシア」と呼ばれることもあります。

現在の考え方では、FDは大きく分けて下記の2つのタイプがあるといわれています。
お医者さんに掛かられる6ヶ月以上前から、下に赤字で示したような症状があり、それが最近3ヶ月間続いていること、そしたその症状が他の病気を原因としない場合、FDと診断されます。
ただ、これらの症状のうちのどれかではなく、つらい症状が2つも3つも同時におこり、悩まされている患者様も実際には多いようです。

食後愁訴症候群 心窩部痛症候群
食事に伴っておこるタイプ 胸~上腹部に痛みを感じるタイプ
  • 胃もたれ感がある
  • 食事の際、すぐに満腹となる(早期膨満感)
  • 心窩部に痛みを感じる
  • 心窩部にやけるような感じがある

 

何が原因なのですか?

機能性胃腸症(FD)ってなんですか?

必ずしも明確ではありませんが、運動不全型や潰瘍型では、胃の運動機能の低下による胃内容の排出遅延、知覚神経の過敏、胃酸の出すぎが原因で、そこへ食習慣を中心としたライフスタイルの乱れとストレスの付加などが加わり、症状があらわれると考えられています。
また、非特異型ではこれらに加え心理的要因が強く影響していると考えられています

 

どんな検査・治療法がありますか?

FDと診断するには、胃粘膜に気質的変化が無いことの確認を目標に検査が行われます。
問診(病歴・病状への質問)の他、血液生化学、胸腹部X線、内視鏡、超音波、胃排出能(胃の運動機能など)、便潜血などの検査が症状に合わせて選ばれます。
また、症状により心理的要因が示唆される場合は心理テストなどが加わる場合があります。

 

どんな治療法ですか?

FDの治療は薬物療法が中心になります。
問診と検査により得られた診断のタイプ別に運動不全型には運動機能改善薬、潰瘍型には胃酸分泌抑制薬、非特異型には運動機能改善薬の他、抗不安薬などが投与されます。
これらの薬剤で反応(症状の改善など)がみられれば、FDを推定して治療が継続されます。
一方、それでも症状が改善しない場合は、器質的疾患を疑って精密検査を行い、その後の治療方針を検討します。

 

これから何に気をつければいいのですか?

FDの発症の素地となった食習慣を中心としたライフスタイルの見直しと改善が再発防止に重要です。

 

1.食習慣の改善
毎日朝食を食べる/規則的に食事をとる。

食事を抜くと胃腸の運動に変化が起こり、胃酸の刺激を受けやすくなったりします。

 

よく噛みゆっくり食べる。いっぺんに食べ過ぎない。

早食いやドカ食いは、胃での滞留時間の延長により胃の負担をかけ、胃酸の過剰分泌にもつながり、消化不良や肥満の原因ともなります。

 

食事内容にも気を配る。

脂肪分の多いもの、硬いものはそれだけで消化に手間取り、胃に負担がかかります。
また、同じ食材でも調理法により消化が異なるため、脂を使う揚げ物や濃い味付け、強い香辛料の使用を避け、焼いたり煮炊きして消化に良い状態で食べる工夫も大切です。

 

2.ストレスの発散に心がける

休養や睡眠、運動を含めゆとりあるライフスタイルを心がけることも重要です。

 

毎日、平均7~8時間は眠る

睡眠不足が続くと夜間の胃酸の分泌が促され、胃の粘膜に悪影響を与えます。
また睡眠不足自体がストレスの原因にもなります。

 

運動を定期的に行う

運動は血行を促進し、消化管の機能を活発にします。
またウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、ストレスの発散にも有効です。

過敏性腸症候群(IBS)とは?

過敏性腸症候群(IBS)とは?

過敏性腸症候群(IBS:irritable bowel syndrome)とは、大腸・小腸に器質的な病変、つまり具体的な「疾患」がみられないのに、お腹を中心としたさまざまな症状が現れる「症候群」です。
症状は、腹痛、腹部膨満感(ガスがたまってお腹が張る感じ)、便通異常(下痢・便秘)、嘔気などがその代表格ですが、ときには頭痛、めまいといった消化器系以外の症状が出てくる場合もあります。
症状の傾向はおおまかに分けて、腹部の痛みや張りを伴う便秘が特徴の「便秘型」、腹痛を伴う下痢が特徴の「下痢型」、そして便秘と下痢が交互に繰り返される「交替型」の3つがあり、症状が排便によって軽快されることがほとんどです。

 

原因は何ですか?

IBSの原因ははっきりとは解明されていませんが、現在のところ「何らかの誘因」が引き金となって中枢・末梢神経系や消化管ホルモンなどの調節がうまくいかなくなり、小腸・大腸の運動がスムーズに行われなくなったり、消化管が知覚過敏状態になったりすることが考えられます。
この「何らかの誘因」は不規則な生活や暴飲暴食なども挙げられますが、多くの場合、不安・緊張などのストレスだとされます。
IBSの症状は、例えば月曜日の朝や外出前に強くなる傾向がある一方、睡眠時や休日前にはあまり症状はみられません。
もともと胃腸はストレスをはじめとする精神的な刺激に敏感な臓器であり、ストレスが強ければ強いだけ、消化管にも影響が出やすくなるというわけです。
その意味で、IBSは家庭や職場・学校などの人間関係や、環境の変化などさまざまなストレスにさらされている、現代人ならではの病気なのかもしれません。

 

どうして私だけがこんな症状になるのですか?

IBSは特殊な病気ではありません。
それどころか日本人の場合、全人口の10~30%程度にIBSがみられるとも言われるくらい「よくある病気」です。
しかし、患者様にとってIBSの症状は非常につらいものです。
いつ便意が切迫してくるか気になり、例えば仕事中や授業中も不安感が消えませんし、外出時も長時間降りられない急行ではなく、各駅停車しか乗ることができなかったりします。
さらには腸内にたまったガスが漏れ、「自分は周囲の人に嫌われているのでは・・・」と自己嫌悪に陥る人もおられます。
IBSの患者であること自体がストレスとなって、症状の悪循環が生まれてくるのです。
IBSは都市生活者、頭脳的労働者に多い傾向があり、特に神経が細やかでデリケートな性格の人に発症しやすいようです。
また年齢的には20~30歳代の若い世代に比較的多くみられますが、最近では思春期や学童期の小児にも増加し、登校拒否の原因の一つとして注目されています。

 

どんな検査・治療法をするのですか?

過敏性腸症候群(IBS)とは?

便の検査、血液検査、X線検査、内視鏡検査などが行われます。これらの検査は腸に器質的な疾患がないかどうか調べるためのものです。
もし検査で異常があれば、その症状はIBSではなく、腸炎や潰瘍、あるいは腫瘍といった別の疾患の可能性が高くなります。
しかし、検査で特に問題となる疾患が見当たらないのに、腹痛またはお腹の不快感が1年のうち(連続的でなくとも)12週間以上続き、

  • 排便によって軽快する
  • 排便回数の変化で始まる
  • 便性状の変化で始まる

という3つ特徴のうち2つ以上があてはまる場合にはIBSと診断されます。
また、ストレスとの関係から、IBSには心身症としての側面もあり、診断のために心理検査などが行われることもあります。

 

IBSは、どうやって治すのですか?

IBSは症状が比較的長期にわたって続く病気です。
しかし器質的な疾患でありませんので、まずは症状に大きく影響を与えているストレスを解決したり発散したりすることと食生活を含めた生活習慣の改善など、リラックスした毎日を送ることができるよう努めることが大切です。
とは言え、ストレスを解決するのは、現実問題として簡単なものではありません。
そこで、薬剤を用いて「消化器の症状を抑えたり、ストレスや不安をとりのぞく」治療が行われています。

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